熊本県のアーチ式石橋 遊水橋・踊水橋 山都町城原
HP「石橋・眼鏡橋・太鼓橋・石造アーチ橋」熊本県の石橋によるデータは、次のとおり。
「種山石工技術継承講座」によって新しくできた橋。通潤橋史料館に展示写真があったので訪ねた。実習場は通潤橋の東方にある。矢部高校前通りを東進、次の畑バス停先の突当りは右折して行くと、緑地広場へ下る案内標識がある。駐車場の下側が実習広場。
ここでは2橋のようだか、最近また完成したのか、手前にも新しい橋(写真6)があった。
№6,239 遊水橋
上益城郡山都町城原 岩立
橋幅:1.8m 径間:4.0m 拱矢:0.5m 環厚:21㎝
輪石20列
種山石工養成講座の卒業製作として架けられた石橋
種山石工の技術を受け継ぐ、石工棟梁竹部光春さんの指導のもと、緑地広場に架けられました
2012年1月29日現在、名前はまだありません
2013年3月9日 上塚事務局長に命名して頂きました
要石を最終的に現場合わせで加工されたそうです
設計図では拱矢0.536mですが、実測では0.5m、少し下がったようです
№6,474 踊水橋(ようすいきょう)
上益城郡山都町城原
橋幅:1.5m 径間:2.1m 拱矢:0.13m 環厚:30.5㎝
輪石:14列
架設:2013年2月
「種山石工養成講座」の実習とし、実習橋の横に新しい石橋が架けられました
(2014年9月1日 追記)
HP「石橋・眼鏡橋・太鼓橋・石造アーチ橋」熊本県の石橋をよく調べると、私はどうやら緑地広場内の次の橋を訪問忘れているので、データのみ掲げる。
№190 木鷺野橋
山都町(旧矢部町)城原
旧矢部町の緑地公園内に移築復元されています。矢部町市街地の旧国道を西に進み、緑地広場を示す小さな看板がありますので、それに従って進んでください
公園駐車場の奥にトイレがあります、そこを通り過ぎて、さらに進むと行き止まりですので、そこに車を止めて右手の小さな道を進むとこの橋があります
木鷺野(きさぎの)橋
「この橋は、矢部町島木、木鷺野の県道沿いの小川に、天保13年(1842)3月完成して架かっていた小型の眼鏡橋です。昭和63年(1988)5月3日の豪雨による災害復旧工事のため撤去されていたものをこの地に移築復元しました。
当時の橋の長さは3.5m、高さ1.97m、幅2.1m、拱矢1.55m、スパン3.2m、拱矢比0.48、人夫18人でした。輪石等の組み立てを研究するのには適当な石橋です。
矢部町にはかつて、30基の石橋があったと言われています。その多くが水害等により失われ、今では17基を数えるのみになりました。先人が残したすばらしい遺産を大切に保存して後世に残したいものです。」
周りの風景に溶け込んでいないように感じます。まだまだ長い年月がかかるのでしょうか。