旧原家住宅 兵庫県淡路市浅野南
県道31号の浅野交差点に、淡路市北淡歴史民俗資料館への案内標識がある。北淡小学校手前となる同資料館の敷地内に、移築再現した旧原家住宅がある。
現地説明板は、次のとおり。
県指定文化財 旧原家住宅
指定年月日 昭和52年3月29日
所有者・管理者 淡路市
原家は代々農業を営む旧家で、第65代衆議院議長 原健三郎氏の生家である。昭和50年、その母屋を当地に移築再現した。建築年代は18世紀中頃(江戸中期)と推定される。外観は当地方に多い茅葺きの寄棟造で、棟に雁振瓦を置き、四方に本瓦葺きの大蓋(下屋)を付けている。
間取りは、左手前からオモテ・ヒロシキ・土間、これらの奥側にオク・オイエ・カマヤと並び、前面と左手側に入側縁が廻っている。室内には、江戸時代の生活用具等も展示していて、当地方における祖先の生活様式を知る民俗文化財として貴重である。
平成元年10月 兵庫県教育委員会