志島ヶ原  愛媛県今治市桜井

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

志島ヶ原  愛媛県今治市桜井

国指定文化財等データベース及び愛媛県の文化財による解説は、次のとおり。

名称: 志島ヶ原
ふりがな: ししまがはら
種別1: 名勝
指定年月日: 1941.02.21(昭和16.02.21)
指定基準: 八.砂丘、砂嘴(さし)、海浜、島嶼
所在都道府県: 愛媛県
所在地(市区町村): 今治市桜井
解説文:
菅原道眞公ヲ祀レル綱敷天滿宮ヲ中心トシテ其ノ周圍ニ青松繁茂シ松原ノ前面ニハ比岐島、平市島、四阪島等ノ大小島嶼青螺ノ如ク海上ニ浮ブノ近景アリ背後ニハ唐子山、靈仙山等ノ翠丘ヲ中景トシテ古來瀬戸内海地方信仰ノ中心タル石槌神山ノ連峰高ク中空ニ聳エテ雄大ナル遠景ヲ造レルアリ一地區ヲ以テ近中遠ノ三景ヲ包括セル山海雙美ノ一大景勝ヲ成セリ

(愛媛県解説)
今治市の南部、燧灘を臨む海岸にある志島ヶ原は、白砂青松の景勝地である。面積10haあまりには老松約3,000本がおい茂っている。
前面に瀬戸の海、近くには比岐島・小比岐島・平市島、遠くには四阪島を望み、背後には唐子山・霊仙山・世田山等の古跡を背負い、遠くに雄大にそびえる石鎚連峰を望むことができる。北は唐子浜、南は桜井の石風呂海岸へ続き、変化の多い松原である。
志島ヶ原にある綱敷天満宮の名は、菅原道真が九州大宰府に流される途中、この地に立ち寄った際、里人が船のとも綱を敷いて迎えたという伝説による。また東端に道真がぬれた衣を干したといわれる衣干岩などもある。海岸には幕末の安政2年(1855)に黒船来襲に備えて土を塁状に盛った台場跡が見られる。