長崎外の古写真考 目録番号: 1803 名古屋城天守閣

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長崎外の幕末・明治期古写真考 目録番号: 1803 名古屋城天守閣

「長崎大学附属図書館 幕末・明治期日本古写真メタデータ・データベース」などに収録している長崎の古写真について、撮影場所などタイトルや説明文に疑問があるものを、現地へ出かけて調査するようにしている。順不同。長崎以外の気付いた作品も取り上げる。

目録番号: 1803 名古屋城天守閣
〔画像解説〕
整理番号40-20と同一写真だが、こちらの方がやや暗めである。築城後、宝永7年(1710)、宝暦2年(1752)に大改修が行われた。後者の際には、天守閣の土瓦が同瓦に葺き替えられている。

目録番号:1686 名古屋城(7)
〔画像解説〕
天守閣近景。昭和20年の空襲による消失前の姿である。慶長19年の完成後、商家、神社、仏閣などが清洲城下から強制的に名古屋城近辺に移動させられた。これを世に清洲越しという。

■ 確認結果

目録番号: 1803「名古屋城天守閣」は、「整理番号40-20と同一写真だが、こちらの方がやや暗めである」とし、目録番号:1686「名古屋城(7)」と同一写真と判定している。
「撮影者:日下部金兵衛」となり、タイトルも統一の必要があろう。
日下部金兵衛作品は、ほかの写真でも同じような例が多くあり、整理してもらいたい。