長崎外の古写真考 目録番号:1472 富士川からの富士山(4)

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長崎外の幕末・明治期古写真考 目録番号:1472 富士川からの富士山(4)

HP「長崎大学附属図書館 幕末・明治期日本古写真メタデータ・データベース」などに収録している長崎の古写真について、撮影場所などタイトルや説明文に疑問があるものを、現地へ出かけて調査するようにしている。順不同。長崎以外の気付いた作品も取り上げる。

目録番号:1472 富士川からの富士山(4)
〔画像解説〕
詳細は不明だが、富士山との距離から考えて、手前の川は大井川かと思われる。中州を挟んで二筋に分かれた幅広い川越しに、富士山の姿がとらえられている。

目録番号:4098 富士川からの富士山(6)
〔画像解説〕
富士川町岩淵(いわぶち)の富士川右岸の河原から北東方の富士山を遠望したもの。手前は岩淵の渡船場、対岸の森は富士市の松岡水神社(まつおかすいじんしゃ)である。水神社から岩淵に架橋されるが、写真には写っていない。富士川は急流のため、何度も流失し橋のない時期かもしれない。左手の山が岩本山(いわもとやま)で、対岸には松並木が続く。

■ 確認結果

目録番号:1472「富士川からの富士山(4)」は、タイトルを「富士川」としながら、「大井川かと思われる」と画像解説している。
次の目録番号:4098「富士川からの富士山(6)」のとおり、渡船場があった現在の富士市岩淵「富士川」の光景である。