長崎学さるく”藤田尾・千々古道と自然史跡めぐり”  平成22年3月

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長崎学さるく”藤田尾・千々古道と自然史跡めぐり”  平成22年3月

平成22年3月14日(日)晴。長崎市南部八郎岳山系寺岳の裏側、橘湾に面する藤田尾・千々古道と自然史跡めぐり。途中にある石鍋製作所跡、領界目印石、金鉱跡、大ツバキ、石橋架橋碑を見学する。参加30人。
為石バス停9時30分発ー白川稲荷神社ー石鍋製作所跡ー藤田尾古道ー飛瀬領界目印石ー金山金鉱跡ー藤田尾ー大ツバキー千々古道ー千々14時5分着。

三和中学校横の坂を上がり寺岳登山道の途中にある白川稲荷神社へ登る。石鍋製作所跡はこの裏手にある。為石海岸の浜川橋近くまで行って藤田尾古道に入る。昔の道が2kmほど残っている。寺岳を左上に見ながら藤田尾近くで県道34号線と合い、県道を少し戻って飛瀬海岸に降りる。寺岳から下ったこの尾根が御領(茂木村藤田尾)と佐賀藩領(為石村)の境。天保8年(1837)領界争いを解決した目印石(無刻)が2本残っている。

飛瀬よりそのまま海岸の岩場伝いに20分ほど歩いて、字金山の金鉱跡まで行く。海岸の黄色がかった層の岩場の中段に、ポッカリと穴が空いている。坑口は2か所。中で通じ、広場となって5mほど奥へ入れる。金脈に賭けたはかない夢。採鉱は思わしくなかった。
藤田尾へ上がり、長崎市指定天然記念物の大ツバキを見学。樹齢約300年、根回り約2.8m。市内一の大木である。海岸が見える所にもう1本の大木がある。花はまだ付いていた。下の海岸近くの川口にあるのは、かつての石橋架橋記念碑。ゲートボール場で昼食

午後はゲートボール場前から千々古道へ入る。登って行くと、旧県道の道へ出る。桃ハウスがあり、天草灘を望む枇杷畑が多い中の道から、眼下にニッ岳崎が見える。竹林内のカーブが連続する道を下ると、千々先のきれいな浜と岩場に着く。大潮でワカメ採りが多かった。集落まで歩いて、千々14時45分発のバスに十分間に合った。
宮さんの参加記事は、 http://blogs.yahoo.co.jp/khmtg856/23968331.html
次回の学さるくは、4月11日(日)に”三重樫山などの藩境石とゆうこうの古木めぐり”。10時三重バス停集合。