長崎外の古写真考 目録番号:2024 寺の境内の茶店

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長崎外の幕末・明治期古写真考 目録番号:2024 寺の境内の茶店

HP「長崎大学附属図書館 幕末・明治期日本古写真メタデータ・データベース」などに収録している長崎の古写真について、撮影場所などタイトルや説明文に疑問があるものを、現地へ出かけて調査するようにしている。順不同。長崎以外の気付いた作品も取り上げる。

目録番号:2024 寺の境内の茶店
〔画像解説〕
神社境内の茶店の賑わいを撮影する。境内内には屋根付きの茶店の中に縁台が設けられ、大勢の女性が縁台に座って飲食に興じている様子。犬や子供達の姿も見える。同地は高台に建ち、眼下に景色の眺望を楽しめる場所に位置する。左の一段高くなった建物は能舞台か。縁台には煙草盆が置かれる。場所は不明である。

■ 確認結果

個人アルバムからの写真。整理番号46番台の作品は興味深く、最後まで見てみる。
この作品は「撮影地域:京都」。「神社境内」はタイトルから「寺」が正か。「場所は不明である」と解説している。京都の寺で能舞台があり、屋根付きの茶店がある所は、東山区の有名な「清水寺」の奥院(重要文化財)の方の、茶店の風景ではないだろうか。
画像は、Web−Town 京都の観光情報から。