倉野磨崖仏 薩摩川内市樋脇町倉野木下
薩摩川内市街の「267入口」交差点から国道267号線によりさつま町方面へ向かう。さつま町境に入る手前の南瀬交差点から右折して川内川の橋を渡り、県道394号線に入り東へ進む。すぐ県道346号線との交差点があり、県道の反対側に左折して車道を川内川の方へ向かうと、斜面地の岩面に薩摩川内市指定文化財「倉野磨崖仏」が見える。
鹿児島県総合観光サイト「ゆっくり悠・遊 観光かごしま」薩摩川内市の史跡による説明は次のとおり。
倉野磨崖仏 所在地 薩摩川内市樋脇町倉野木下 (旧樋脇町)
鎌倉末期に彫られたとされる磨崖仏は、梵字17・陽刻仏像1・陰刻五輪塔3・その他仏種子などからなっています。梵字を刻むことは仏像を彫ることと同じ意味で、この梵字の中で最も注目されるのは中央月輪中に書かれているオーンクです。梵字の下に天保2年(1318年)の年号が記され、9月5日寂円房が亡親の供養とともに、村人の平安を祈願した旨が明記されています。近くには、吉野朝初期の逆修塔といわれる十数基の石塔、倉野殿墓があります。