長崎諏訪神社・長崎公園 (1)  長崎市上西山町

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長崎諏訪神社・長崎公園 (1)  長崎市上西山町

諏訪神社は鎮西大社と称えられる長崎の総氏神様。諏訪・森崎・住吉の三社を祀る。長崎くんちの舞台。隣に長崎公園がある。石造物を主に見に行く。
石造橋、石門、噴水池は、石橋の項を参照。

(1)は、肥前鳥居、陰陽石の敷石、山本健吉文学碑、珍しい狛犬など。
(2)は、常夜灯、まよひ子志らせ石、太鼓楼、ピェール・ロチ碑など。

長崎出身の山本健吉文学碑「母郷行」(ぼきょうこう 詩碑)は、踊り場のすぐ左下、祓戸神社のところにある。裏面に井上靖の顕彰文。立ち狛犬・逆立ち狛犬もここ。
文学碑はタッちゃんブログを参照。  http://blogs.yahoo.co.jp/turbobf1516/34987618.html

母 郷 行

長崎の町を行く、雨が洗った石畳の坂道 西日のさす白壁の土蔵の前、物の匂ひのこめる市なかに、ふと少年のままたたずむ私を見る。遠い記憶の故里のかけらの中に少年はいる。
私が町を憶えてゐてくれる。それが身を何か大きなものの手に、すっぽりと委ねてゐる。寛く深い母の懐にあるような。
その時遠く潮騒やよに聞えてくる、子守歌は、うぶすな祭の笛の音、秋空に韻く太鼓の音
一九八八年(昭和六三)建立