陸軍省要塞標石探し 佐世保市高橋輝吉氏の足跡 (1)
佐世保市木宮町の高橋輝吉氏(80歳)は、兄を船舶工兵として戦死させたこともあり、国策によって再び生命や自由が脅かされる忌わしい時代が招来しないよう、その時代の証人として現在も残っている明治32年などに陸軍省が建立した各地の要塞地帯(区域)標石探しを、長年にわたってされている。
氏の地道な研究を伝えた最近の新聞記事が、上のとおりあった。佐世保を中心に九州が主となる。長崎要塞関係ではその後、私との合同調査によって、合計23本が現存していることを確認している。