大瀬戸町に残るアーチ石橋 西海市大瀬戸町瀬戸樫浦郷
西海市大瀬戸町に残るアーチ石橋は、1橋である。瀬戸樫浦郷の「眼鏡橋」。国道202号線の大瀬戸町西浜交差点から西彼町大串に行く県道12号線へ右折し上がる。総合運動公園・大瀬戸中学校前を過ぎ、しばらく進むと西肥バス「眼鏡橋」バス停がある。
このすぐ手前に川が流れ、(有)岩崎工務店横に分断されて残る旧県道に「眼鏡橋」がある。人道が拡幅されて旧県道が造られたため、上流側半分が石橋として残る。バス停名となっているのも珍しい。後の写真2枚は、下流側から。
HP「長崎県の石橋を訪ねて」による説明は次のとおり。
第 164 番 大瀬戸町の眼鏡橋 県道、旧西彼大瀬戸線(12号)に架かる眼鏡橋
昭和28年供用開始といわれる 長さ 約5.5m 幅員 約3.6m+拡幅
県道12号線の眼鏡橋バス停近く。
随分前から気になっていた橋だが、現在の県道側から見る限り石橋だとの確証がないまま通り過ぎていた。石橋ファンの感には響くのだが見える限りは…。
今回、下流から川に入り確認をしてみたら、下流側は別として上流側の2間幅は石橋であることが確認できた。近くの農家の方に話を聞くと、昭和28年に開通した県道で、そのときから大瀬戸と西彼大串にバスが通ったとの事。終戦後に県道工事が始まったので、それまでは人が歩くだけの路だったとの事。
橋の状態は悪く、上流側の輪石も欠損が見られ、現在は人以外の通行の無いとは言いながら、崩壊の危険が感じられる石橋だ。