大勝寺跡のイチョウ 長崎市川原町
長崎市川原町の川原本村バス停先から、右へ舗装のきれいな車道へ入る。つきあたりに住吉神社がある。市指定天然記念物大クスノキを回りさらに行くと、左へ分かれる車道があり、これに入るとすぐ大勝寺跡史跡の案内標識がある。
三和町「三和町郷土誌」昭和61年刊の第五章「植物」73頁、外山三郎氏稿の説明は次のとおり。なお、大勝寺跡から高い石段を登ると大師堂があり、その狭い境内にもクスノキ・アベマキなどのかなりの大木がある。
入口標識へ戻り車道をさらに進んだ八幡神社上祠脇にも大木が見られる。
大勝寺のイチョウ
昔、川原に大勝寺という寺があったらしい。それがいつのころか廃寺となったといい、この寺に関連したと思われる墓石群もある。この寺に植えられた一本のイチョウの雌株がある。このイチョウは目通り幹囲、二メートル足らずで大木というほどではないが、幹の下の方が膨らんでいることなどから、かなりの古木と思われる。また大勝寺記念の木として意義がある。