与佐次川 うるま市与那城平安座
サイト「近世以前の土木・産業遺産」沖縄県リストによるデータは、次のとおり。うるま市の南東部、県道10号海中道路により平安座島へ渡る。うるま市与勝消防署平安座出張所角に案内標識400mがあり、左折しながら奥の高台へ進むと、赤屋根の「与佐次川」の石積井(湧水)がある。手前右上にも東豊河と書いた別の石積井(湧水)があった。
与佐次川 ユサチ・ガー
うるま市(平安座島) 石積井(湧水) 1736年、あるいは、1799年 市有形民俗 WEB RC屋根が雰囲気を壊す 3面を石積壁で囲んだ立派な井戸 3 B
うるま市文化課HP「うるま市の伝統文化」による説明は、次のとおり。
与佐次川(ユサチガー) 1995(平成7)年6月14日指定
現在のユサチガーは、1736年〜1799年のいずれかの年に建造されたと推察されています。それ以前の井泉は、現在地より上のほうにあったようです。
このユサチガーを平安座島では、産井ガー(ウブイガー)とも呼び、子どもが誕生した際には、初水として汲んできました。また正月3日には、門中一族がユサチガーに集まり子孫繁栄、無病息災を聖泉に祈願する「ウビナディー」は、由緒ある伝統行事として平安座島の人々の心のよりどころとなり代々続いています。