迫 間 橋 菊池市西迫間
HP「石橋・眼鏡橋・太鼓橋・石造アーチ橋」熊本県の石橋によるデータは、次のとおり。菊池市街から県道133号を北進。迫間交差点から左折して迫間川沿いの旧道に入ると、上流にすぐ見える
№248 迫間橋
菊池市西迫間(はざま)
迫間川
橋長:36.4m 橋幅:4m 高さ:10m
架設:文政2年(1829)
菊池市、菊池神社から県道133号線を約500m北進、左手の道に入ってすぐ見えます。
迫間橋
「眼下の迫間川渓谷を跨ぐこの石造眼鏡橋は、隈府町及び豊間方面と西迫間、小木村を結ぶ重要な橋で、長年の要望にこたえ文政12年(1829)完成した。碑名には惣庄屋石渕七郎右衛門、庄屋 打出市郎兵衛、世話方庄屋 平山八左衛門、総入目寸志(総工費出資)田尻藤七郎、石工 伊助と刻まれている。
長さ36.4m、幅4m、高さ10m、文政年間では熊本最大の石造眼鏡橋で、当時この技術を持つ者は八代郡種山村の三五郎一族だけとされていたが、この橋の石工は西迫間村の伊助であった。この橋のアーチは扁平で拱環(半円部の輪石)も種山式に比べ薄く独特のものであるが、激しい諸車の通行にもかかわらずよく百六十年の風雪に耐え、川面に写る景観は諸人の眼を楽しませている。
なお、碑文「迫間橋」は、隈府町の学者 城野静軒の筆である。」
菊池市教育委員会