熊本県のアーチ式石橋 竹の子橋 八代市泉町栗木
HP「石橋・眼鏡橋・太鼓橋・石造アーチ橋」熊本県の石橋によるデータは、次のとおり。
№241 竹の子橋
八代市泉町栗木
橋長:18.4m 橋幅:3.2m 径間:12.4m 拱矢:6.4m 環厚:47cm
輪石:49列
落合橋より県道247号線を約500m進むと、左手に見えます
竹の子橋の概要
「この橋は、当時、栗木川に丸太を数本渡して往来していたが、度重なる洪水により流失を繰り返し、地元住民にとっては大変不便であった。
そこで、地元住民より洪水の時でも流失しない石橋(眼鏡橋)架設の機運が高まり、村の予算と一部住民の夫役によって、近くの野添地区で採掘した石材を使用して昭和2年に完成したものである。
そして、もとよりこの地を竹の子渡しと呼んだことにより、この橋を“竹の子橋”と名付けたのである。
なお、旧橋は文化財としての価値があるため取り壊さずに自転車歩行者専用道として残すことにした。
新しい橋のデザインは旧橋の石造りのアーチ橋との景観調和を考慮し同様のアーチ橋とし、壁面には特殊型枠を用いるなどの工夫をして石橋らしさを表現した。
また、“平家伝説の里づくり”のの一環として橋の高欄中央には平家の紋章である“あげは蝶”を、親柱には“久連子鶏”のつがいのレリーフを配している。」