大山祇神社のクスノキ群 愛媛県今治市大三島町
国指定文化財等データベース及び愛媛県の文化財による解説は、次のとおり。
写真 1〜 3 小干命御手植楠 (境内の中央 拝殿神門前)
写真 4〜 6 能因法師雨乞楠 (境内の左 社務所側)
写真 7 河野通有兜掛楠 (境内の右 宝物館側)
写真 8〜 11 生樹の御門 第三号樹?(境内外の道を奥の院へ進む 案内板有)
名称: 大山祇神社のクスノキ群
ふりがな: おおやまずみじんじゃのくすのきぐん
種別1: 天然記念物
指定年月日: 1951.06.09(昭和26.06.09)
指定基準: (一)名木、巨樹、老樹、畸形木、栽培植物の原木、並木、社叢
所在都道府県: 愛媛県
所在地(市区町村): 今治市大三島町
解説文:
目通り1メートル以上のもの三十八本、1メートル以下のもの数百本群生しておりその最大のものは拜殿の正中に立ち根回り20メートル、目通り11メートル、高さ15.60メートル、神木として傳えられている。次いで著しいものは第三号樹は本殿裏の林地に立つ巨樹で高さ48メートル、根回り70メートル、目通り8メートルで円形にひろがる。根株がことに美しく樹勢きわめて旺勢である。その他巨樹に属するも■?
(愛媛県解説)
大山祇神社の境内の全域にわたって林立するクスノキ群であり、かつて大三島全島を覆っていたといわれるクスノキ群の名残をとどめるものとしてきわめて貴重なものである。
目通り1m以上のクスノキが30本あまり、その他多数の小樹が群生している。最大のものは拝殿前の神木とされる小干命御手植のクスで、根回り20m、目通り11mもあり、樹高は20mにも達し、樹齢1,100年と言われている。これにつぐものは本殿裏の林地にあるもので、樹高48m、目通り8mであり、円形に広がる根株がことに美しい。
クスノキ群の中には河野通有兜掛楠、小干命御手植楠、能因法師雨乞楠と呼ばれる古木もあり、これらクスノキ群がアラカシ、クロガネモチ等の巨木と混生し一大社叢を形成している。