長崎外の幕末・明治期古写真考 目録番号:6772 猿橋(2)
HP「長崎大学附属図書館 幕末・明治期日本古写真メタデータ・データベース」などに収録している長崎の古写真について、撮影場所などタイトルや説明文に疑問があるものを、現地へ出かけて調査するようにしている。順不同。長崎以外の気付いた作品も取り上げる。
目録番号:6772 猿橋(2)
目録番号:4279 猿橋
〔画像解説〕
山梨県大月市猿橋町に所在する桂川に架けられた猿橋である。猿橋は「木曽の桟(かけはし)」「周防の錦帯橋」とともに日本三奇橋と呼ばれ、昭和7年(1932)に国名勝に指定された。猿橋は橋脚を用いない「ひじ木けた式橋」である。写真は桂川の上流部から猿橋を望み撮影されたものであり、橋の上に多数の人物が写っているが、撮影時期等は不明である。
■ 確認結果
目録番号:6772「猿橋(2)」は、次の目録番号:4279「猿橋」と同じ写真である。〔撮影者:A.ファサリ〕であろう。
HP「広重再考」から安藤広重作 「甲陽猿橋の図」と現在の「猿橋」(猿橋-水路-国道20号)。
(2016年2月10日 追 記)
「猿橋」の現在の写真を末尾に2枚追加。ギャメロンさんのブログぶら〜り日記から。