長崎外の幕末・明治期古写真考 目録番号:3932 湯本の山道
HP「長崎大学附属図書館 幕末・明治期日本古写真メタデータ・データベース」などに収録している長崎の古写真について、撮影場所などタイトルや説明文に疑問があるものを、現地へ出かけて調査するようにしている。順不同。長崎以外の気付いた作品も取り上げる。
目録番号:3932 湯本の山道
〔画像解説〕
湯本近くの山道であるが、箱根八里の旧東海道か、鎌倉時代の湯坂道か、あるいは、他の山道か不明である。背後に山等も見えないので、特定が困難である。旧東海道であれば、石畳が見えてもよさそうだが、有るか無いかはっきりしない。既に埋もれた可能性もある。
目録番号:5700 箱根湯本の街道
■ 確認結果
目録番号:3932「湯本の山道」は、次の目録番号:5700「箱根湯本の街道」の作品もある。ベアトかスチルフリードが歩いた道。一般的に「箱根八里の旧東海道」と考えられる。写りがはっきりしないが、石畳の道のようにも見える。
湯坂道は、鎌倉幕府のあった時代から、江戸時代に箱根旧街道が出来るまで、箱根越えの主ルートだったが、標高700m以上を登る。あまり考えられない。
現在の写真は、HP「東海道歩き旅」箱根湯本〜箱根から。