長崎外の古写真考 目録番号:3985 根 岸

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長崎外の幕末・明治期古写真考 目録番号:3985 根 岸

HP「長崎大学附属図書館 幕末・明治期日本古写真メタデータ・データベース」などに収録している長崎の古写真について、撮影場所などタイトルや説明文に疑問があるものを、現地へ出かけて調査するようにしている。順不同。長崎以外の気付いた作品も取り上げる。

目録番号:3985 根 岸
〔画像解説〕
現在のJR日暮里駅に程近いところで、根岸の中では北西の端にあたる。道はこの先、芋坂となり台地上に続いていた。山手線等の鉄道が敷設されたため道は切断され、現在は跨線橋が架けられている。鄙びた風景の中で、人力車だけがモダンな色合いを出している。

目録番号:2234 白滝不動尊への石段と茶屋
〔画像解説〕
根岸不動坂下の白滝不動尊への登り口。石段上に本堂の屋根が見える。白滝不動尊は、根岸村の村民によって祀られていたが、明治維新時の神仏分離を経て白滝山不動院となり、現在も宝積寺の境外仏堂として存続。

■ 確認結果

目録番号:3985「根岸」は、写真右下に「NEGISHI」とキャプションがある。「根岸」の地名は、横浜市中区根岸町と東京都台東区根岸が有名。この作品は「撮影地域:東京」、「現在のJR日暮里駅に程近いところ」と画像解説している。

次の目録番号:2234「白滝不動尊への石段と茶屋」のとおり、これは横浜「根岸不動坂下の白滝不動尊への登り口」の風景と思われる。石段上に本堂の屋根が見える。
現在の白滝不動尊の堂と説明板は、HP「よの式 巡礼記 – 根岸不動」から。