落矢ダム尾根から八郎岳と兜岳へ 平成21年9月
平成21年9月19日(土)快晴。落矢ダム尾根から八郎岳(標高589.9m)と兜岳(標高462m)へ。参加11人。落矢ダムの尾根を八郎岳まで登る道は、5年前に古地図によって途中まで山道があることがわかり、当会が整備したコースである。「要塞標」もその時発見した。
江川運動公園9時半発ー落矢ダムー竿浦分岐ー水場ー植林地ー八郎岳山頂(昼食)ー兜岳分岐ー兜岳ー江川分岐ー土井首中同窓会植林地ー江川町14時半着(距離約13km)
落矢ダム車道終点手前から右手尾根の山道へ入る。30分ほど登った道脇にある標石は、陸軍省が明治32年に建てた「長崎要塞第二地帯標 第十三号」である。落矢ダムは前香焼町の所有地。その境界柱に沿い雑木林の尾根を登る。水場を過ぎた最上部あたりに旧所有者川南造船の「川工」と刻んだ珍しい標石が1つ残っている。
山頂真下は、檜の植林地となり急登すると、一気に山頂へ出る。八郎岳は市内の最高峰。一等三角点がある。四方の展望が広がるが、きようは東の雲仙・天草・甑島方面は霞み写真とならない。山頂の寸胴なコンクリート柱は、昭和33年に地理調査所が設置した旧「天測点」。対の「子午線標」は大久保山に残る。
山頂へは12時着。昼食後、縦走コースを少し戻り、兜岳分岐から兜岳へ向かって下った。害獣「鹿」駆除の発信機を付けた猟犬がのこのこ現れ、下山した江川上の団地まで結局ついてきた。飼い主が下の国道で必死に探していたが、呑気なはぐれ犬なので、山へ戻ったことも考えられる。
詳しくは、宮さんの参加ブログ記事を。 http://blogs.yahoo.co.jp/khmtg856/21163705.html