写真展「新興善救護所の被爆者たち」 市立図書館で22日まで開催
7月8日から22日まで長崎市立図書館新興善メモリアルで、写真展「新興善救護所の被爆者たち」(主催 長崎原爆資料館・長崎市立図書館・NBC長崎放送)が開催されている。入場無料。
原爆投下後に救護所となった旧新興善国民学校の様子を写真や映像でつづり、核兵器の残虐さを伝えている。
旧長崎医科大(現長崎大医学部)が壊滅的な被害を受けたため、市内各地の国民学校や寺院に救護所が設けられた。爆心地から約3キロの地点にあった同国民学校でも、1945年8月17日からの15日間だけで約8000人が治療を受けたとされる。
写真展では被爆直後の長崎、広島両市を記録した旧日本映画社(現日映アーカイブ)の撮影隊が撮った映像や、その映像をプリントした写真20点を展示。放射線の影響で髪の毛が抜けた少女や下半身に大やけどを負った少年らをとらえている。…
(=2009/07/09付 西日本新聞朝刊から)