「ふるさと」の古写真考 P.72 福田の海水浴場(昭和30年頃)

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「ふるさと長崎市」の古写真考 P.72 福田の海水浴場(昭和30年頃)

長崎市制施行120周年記念写真集「ふるさと長崎市」(長野県松本市(株)郷土出版社2008年12月刊)に収録している長崎の古写真について、撮影場所などタイトルや説明文に疑問があるものを、現地へ出かけて調査するようにしている。
確認が済んだものをその都度、最新の写真の状況を添えて報告したい。気の向くままの調査のため、掲載順は不同である。

懐かしき風景・街並み  P.72 福田の海水浴場(昭和30年頃)
〔写真説明〕
昭和30年頃の撮影と思われる。福田はかつて海水浴場としても賑わった。同海水浴場は、現在の福田本町、かつて“福田の千本松原”と呼ばれた一帯であったが、現在では景観が一変、わずかに残る松が当時を偲ばせるばかりである。(提供:長崎市)

■ 確認結果
福田本町の丸木橋の河口砂浜に「旧福田海水浴場」の標柱が立てられているが、この先の福田漁業協同組合がある海岸埋立地も、当時は砂浜で海水浴場だったと思われる。
漁港の中に古い突堤が残り、この水神を祀っている場所あたりから、海水浴風景は撮影されたのであろう。
千本松原は、サンセットマリーナ入口で現在の長崎市立福田小学校校庭外側、田子島台場跡あたりに、その後植えた松の大木数本が見られ、史跡説明板がある。