対馬市に残る石橋 (2) 万松院・宗家墓所・金石城跡の橋
対馬市に残るアーチ石橋は、1橋。厳原町の中心街、厳原川の下流に架かる「佐野屋橋」は(1)、そのほか見かけた桁石橋などの石造橋を(2)(3)で紹介している。
(2)は、厳原町の史跡、万松院と同院内の対馬藩主・宗家墓所、近くの金石城跡の橋。
史跡・巨樹の項も参照。
写真 4 万松院の参道入口橋 厳原町西里
対馬藩主・宗家菩提寺「万松院」の駐車場へ入る道にある。金石川の左からの支流に架かる。両脇の親柱に架橋年「明治十八年三月」と、奉納者の刻字が読める。
写真 5 万松院内の塀沿い橋 厳原町西里
万松院内へ入って、墓所へ行く道の内部塀沿いにある。金石川に架かる。墓所入口橋のすぐ上流橋となる。後は、近くで見る板石を渡しただけの橋。
写真 6 宗家墓所の参道入口橋 厳原町西里
万松院の山門右側に、対馬藩主・宗家墓所の参道入口門があり、金石川に架かる橋がある。通常はこの入口門は閉門され、墓所へは万松院の中へ入ってから行くこととなるが、橋は駐車場側から見れる。
写真 7 宗家墓所内の橋 厳原町西里
宗家墓所へは、万松院から大スギ3本が立つ「百雁木」(ひゃくがんぎ)と呼ばれる参道石段を130段くらい登って行くこととなる。この山手左側墓所の前にも橋があった。
後は、墓所内の道で見る板石を渡しただけの橋。
写真 8 金石城跡内の橋 厳原町今屋敷
宗家居城「金石城跡」。万松院から行くと、往時の広い庭園の池跡などが見学できる。写真はここで見かけた板石の橋と、現在の金石川に架かるコンクリート新橋。