奈良尾のアコウ  南松浦郡新上五島町奈良尾郷

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奈良尾のアコウ  南松浦郡新上五島町奈良尾郷

九州商船長崎・五島フェリーなどで、五島中通島の「新奈良尾港」に上陸する。すぐ「ならおトンネル」か「ならお大橋」を通って、新上五島町奈良尾支所などがある町の中心に出ると、アコウ通りがあり奈良尾神社へ着く。

参道を跨いで立ったアコウは大巨樹で、樹種別において日本有数の樹といわれる。昭和36年国指定天然記念物に指定され、平成2年「新・日本名木百選の木」に選ばれている。
長崎県HP「長崎県の文化財」による説明は次のとおり。

奈良尾のアコウ  天然記念物(国指定)

指定年月日 昭和36年4月27日  所在地 南松浦郡奈良尾町奈良尾郷田中
所有者 奈良尾神社
このアコウは、奈良尾神社の参道にそびえている巨樹で、しかも木の格好が変わっていておもしろい。すなわち、この巨樹の地上7mのところから、あたかも人が両足を大きく開いたように二大支根に分かれている。
この支根の大きさはそれぞれ6mと7mほどで、この開いた根幹の間を幅2mの参道が通っている。参詣者は二大支根の間を悠々とくぐることができる。地上7mの幹のまわりは12m、幹の高さは25m、枝張りも大きく枝葉もよく茂っていて樹勢も旺盛である。