蔡温松並木 国頭町辺戸
サイト「近世以前の土木・産業遺産」沖縄県リストによるデータは、次のとおり。国道58号により沖縄本島の北端、辺戸岬の分岐まで行く。国道は辺戸御嶽の麓を回り込むように続くので、そのまま進むと辺戸集落入口のバス停手前に駐車場があり、「蔡温松並木保全公園」内の山手散策路を一周すると、バス停へ出る。
蔡温松並木 さいおん
(国頭)国頭村 辺戸蔡温松並木保全公園 松並木 約30m 琉球王国時代(1761年までの18世紀) WEB ほとんど枯死 蔡温(三司官=宰相、風水思想)が薩摩侵攻で疲弊した琉球経済の復興に尽力した頃に植えた松並木 4 B
沖縄県環境部環境再生課HP「おきなわ 緑と花のひろば」沖縄の名木百選による説明は、次のとおり。
■辺戸の蔡温松
蔡温(1682〜1761)は、三司官(今でいう大臣で3人制)を25年も勤め、薩摩侵攻により疲弊した琉球において農業技術の改良や、植林を奨励して改革を押し進め、農林漁業に多くの業績を残した人物である。
現在、辺戸地区で蔡温松と呼ばれている松群落は、その頃に植栽されたと思われ、樹齢300年という説や、現存するものは2世から3世で樹齢150年という説もある。
当群落は、樹高19mのものを筆頭に15本、辺戸集落の東から北側に位置する道路沿いに生育し、地域のシンボルとして村民から愛さ れ、健全に保護されている。周囲には散策路や展望台も整備されている。
認定番号 053
認定年度 平成17年度
樹 種 リュウキュウマツ
樹 高 19m
幹 周 4m
推定樹齢 150〜300年
所在地 国頭村字辺戸
経度・緯度 26.8557230_128.262226
所有者 国頭村