国鉄黒木駅跡とC11形蒸気機関車 八女市黒木町今
ウィキペディアフリー百科事典による説明は、次のとおり。国道442号から入った黒木町今交差点近く、八女市黒木体育センター横の駐車場のところに展示されている。
黒 木 駅
黒木駅(くろきえき)は、かつて福岡県八女郡黒木町(現・八女市)大字今にあった、日本国有鉄道(国鉄)矢部線の駅(廃駅)である。開業時の告示による駅名の読みは、町名と同じ「くろぎ」であったが、それ以後の『停車場一覧』では一貫して「くろき」であった。
矢部線の終着駅で、駅所在地は黒木町の中心地区の北端部にあたり、廃止まで駅舎が残り委託駅員も配置されていた。この駅から先、線名の由来となった矢部村方面への延伸は成らなかった。
歴史
1945年(昭和20年)12月26日 – 矢部線全線開通と同時に開業。
1985年(昭和60年)4月1日 – 矢部線全線廃止に伴い廃駅。
現状
駅舎・ホーム等は撤去され、交差点となっている。当駅の北側近くにC11形蒸気機関車(61号機)が駅名標とともに静態保存されている。 近くの堀川バス「中町」バス停には、2011年(平成23年)5月現在も「黒木駅前←→黒木」の隣接停留所表記が残る。
中原トンネルから黒木駅跡までは道路化されており、黒木駅跡は八女市黒木体育センターとなっている。黒木駅跡を示す駅名標と国鉄C11形蒸気機関車が体育センターのすぐ横に設置されていたが、近年センター横の駐車場の整備に伴い移設され駅名標は新しいものになっている。