永松荒籠  柳川市七ツ家 ( 福岡県 )

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8

イメージ 9

永松荒籠  柳川市七ツ家

サイト「近世以前の土木・産業遺産」福岡県リストによるデータは、次のとおり。県道767号七ツ家交差点から南西にカントリーエレベータを通り、間の筑後川海岸堤防へ出る。荒籠はここにある。

永松荒籠 ながまつ、あらこ
柳川市 筑後川(左岸) 石水制 長約260m 江戸中期 市教委 保存状態良好(矢穴跡の残る石材も混じる) 筑後川の荒籠群の中で現存最大/最河口部に位置する 2 A

柳川市平成19年発行「柳川百選」2頁、宝の海・有明海の項には、写しのとおり③「有明海佐賀福岡両県漁場境界標石柱と永松荒籠」久々原・海岸堤防付近として掲載されている。
広報やながわ2009年4月号にも、同じ記事と写真がある。
http://www.city.yanagawa.fukuoka.jp/library/download/shisei02/20090401/09040114.pdf

(2016年11月2日 追 記)
この件は、コメントのとおり。”みなくるSAGA” 2016年10月28日 デ・レイケ導流堤の真の写真と永松荒籠「▼ 筑後川改修図と永松荒籠」の考察を参照。実際に現在、「堤防の下に現存する永松荒籠」の画像を最後に転載させてもらう。
http://minakuru.area9.jp/image/927D8CE390EC89FC8F43907D82C689698FBC8D72E2C48251.pdf
本間雄治氏の研究小論文「真の導流堤と永松荒籠」も、参考に載せる。

遺産サイトの見解は、「このような形で残っていても仕方がありませんので、リストから削除しました。それに伴い、福岡県の解説も一部書き換えました。」となった。
本ブログ記事は、地元に今後の誤解のないようこの経過を記し、当分はそのままとする。

(2016年11月12日 追 記)
荒籠について、長崎市の入江氏から次メールによる教示があり、江戸時代の治水工事参考図を追加する。
「コメントに筑後川の荒籠が書かれていたので、江戸時代の治水工事の色々について書かれた書物を紹介します。『算法地方大成 四』という書物で、その中に添付した図があります。参考にしてください。
荒籠は「あらこ」ではなく「あらご」ではないでしょうか。」