彦嶋神社と周辺の史跡 佐賀県白石町深浦
国道207号肥前竜王から大町への県道214号に入る。石塔群の手前から左折。石造六地蔵やその奥に彦嶋神社がある。史跡説明板は写真のとおり。
彦嶋神社の木造神像は、佐賀県立博物館に展示されている。佐賀県HP文化財によると次のとおり。
佐賀県重要文化財 木造神像(もくぞうしんぞう)
平成20年3月14日指定 佐賀市城内一丁目15番23号 佐賀県立博物館 彫刻
彦嶋神社(杵島郡白石町深浦)に伝わる男神像、女神像(唐装)、僧形像は、いずれも正統な彫技やこめかみをしぼった面長な顔立ちから、鎌倉末期から南北朝時代にかけての制作と考えられる。墨書銘に名前のみえる藤原通村は、当地の領主の白石氏が代々使用した「通」の系字を用いていることから同氏の一族であると思われる。
14世紀にさかのぼる神像は県内では希少であり、出来映えも優れている。当地を領有していた白石氏にかかわる遺品であることも重要である。
男神像 51.0cm 女神像(唐装) 47.3cm 僧形像 41.1cm (附) 女神像(和装) 29.5cm