金浜めがね橋そばのアコウ 雲仙市小浜町金浜
金浜のめがね橋は雲仙市小浜町金浜にある。小浜町の端の方となり、国道251号線が諏訪の池へ上がる県道と分岐する。このやや手前の橋右際に、石橋見学の案内標識と駐車場がある。小浜の街から約5分のところ。
金浜川に架かる大きな石橋とともに、そばにあるアコウは見事なものである。最後の写真は、道筋の途中、国民宿舎望洋荘前の公園で見た移植された別のアコウ。
Otoji.K氏HP「長崎県の名木」リストの中の説明は次のとおり。
金浜のアコウ
小浜町金浜にある。金浜川の河口にある「金浜めがね橋」の傍にそびえている。橋の一部をアコウの木陰が被っていて和む。
石橋は1846年(弘化3年)に架けられ、島原半島では最も大きく古い石橋であったが、平成5年に大改修された。
小浜町・同教育委員会「おばまー史跡巡りガイドー」平成11年刊57頁の紹介は次のとおり。
金浜めがね橋のアコウノキ
金浜川は洪水のたびに氾濫し、川に架けられた小さな土橋や木橋は流された。これを見かねた串山の「岡右衛門」が弘化3年(1846)9月、石橋を架けた。その時の藩主松平忠誠は、このことを大変ほめ、労をねぎらった。岡右衛門は、当時金浜に住んでいた地主であったろうといわれている。藩主が小浜にくる時はこの橋を通り、殿様道と呼んでいた。歳月とともに風化し、傷みが激しくなったため、平成5年、平成金浜眼鏡橋として改修された。併せて周辺を河川公園として整備されている。
橋のすぐそばに、幹周り約8mのアコウの木がある。樹齢は不明だが相当の年齢を重ねていることにはまちがいない。(以下略)