慶武田川(キンタガー) 金武町金武
国道329号金武町の中心部、金武町役場入口の交差点まで行き、南東へ町道の坂道を下る。並里公民館の右下に「金武大川(ウッカガー)」の井泉である。この町道をまだ下って行くと、並里部落南東の端に「慶武田川(キンタガー)」の井泉がある。
現地に案内標識や説明板は特にない。「金武大川(ウッカガー)」にある所在図から参照㉞
金武町HPの金武町指定文化財による説明は、次のとおり。
慶武田川(キンタガー) [ 記念物(遺跡)]
慶武田川の泉は並里部落南東の端に位置し武田原を前に控えた大きな井泉です。森を背にした井泉は夏場でも渇水することがなく、慶武田川の水は底から湧出ると伝われるくらい、豊富な水量を有しています。昔は樋からあふれ出る水を利用して、「もやし作り」が行われていた時期もありました。
昭和38年頃に各家庭に水道が普及するまでは、泉は地域住民の飲料水として、また洗濯・水浴場・農産物洗い場として利用され、地域住民の日常生活に欠くことのできない井泉でした。地域住民の生活感情や風習との関わりを持ち、長い歴史をとどめた希有な井泉です。
指定年月日 : 平成3年12月24日
所在地 : 金武町字金武919番地