大梅のヤブツバキ  黒木町木屋立石 ( 福岡県 )

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大梅のヤブツバキ  黒木町木屋立石

現地説明板は、次のとおり。国道442号黒木町木屋の光源寺バス停南に案内標識がある。大梅公民館近くに大梅天満神社がある。

天然記念物(植物)
大梅のヤブツバキ (町指定文化財)
指 定 昭和57年3月31日
所 定 黒木町大字木屋字立石
概 要
この椿は樹齢推定350年、樹高6.8m、枝張り東西10.5m、南北9.4m、胸高の幹廻りは1.6mもある大木である。
毎年春には真っ赤な美しい花を咲かせるみごとなヤブツバキである。
鑑賞木としてもすぐれているが、昔から天満宮の神木としても崇ばられている。
参 考
椿の品種は、2000種類以上といわれている。熱帯・亜熱帯地方に多く、日本での北限は青森県とされている。
江戸時代の武家屋敷には椿は植えていけないといわれていた。それは椿の花が散るとき、赤いまま、そっくり落ちるので首が落ちる不吉なものとされていた。
しかしこれはコジツケであり、日本では万葉の時代(千年以前)からめでたい花として鑑賞されていた。他の花に先きだって早く咲き春をよぶ樹(椿)として、宮中では榊の代用に使われていた。正月には松・竹・椿と用いられていたのが、後に中国式の松・竹・梅となったものである。
黒木町教育委員会