宝珠山大山林道沿いの国境石群 東峰村福井
この項は、HP「筑前国境石散歩」の14宝珠山(日田街道) 朝倉郡東峰村宝珠山を参照。概要は下記のとおり。 http://www.geocities.jp/chikuzensakaiisi/page138.html
№1の国道211号線脇歩道上。JR日田彦山線宝珠山駅東側。…は、前記事とした。№2以降の国境石も、私は興味があり主な石を訪ねてみた。現地は、宝珠山駅先の踏切から宝珠川の橋を渡る。宝珠山グランド・テニスコート上の左奥の谷間である。ここに国境線があった。大山峠への大山林道開設記念碑があり、このあたりから林道沿いや田の畦道、山中に国境石群を見かける。
私が撮影した8基のNo.など写真の詳しい説明は省く。林道で出会った地元の茂木氏が教えてくれたのは、東峰村教育委員会と最近調査し、駅側を除き13基の国境石を確認したと言う。正確な調査資料を持っておられた。
№2のある林道開設記念碑の手前にも、1基あるというので私も探してみた。実際、記念碑のある林道反対側の田の中の用水タンク脇に1基(写真3,4)見つけた。
私からこのことは、HP「筑前国境石散歩」氏へ知らせたので、東峰村から資料を取り寄せ13基全部の現地調査を、そのうちしてもらえると思う。
朝倉郡東峰村宝珠山
文献(天保の古図)によると、19基の国境石を建て現在11基が残っているはずなのですが、何度探しても10基しか見つけることができませんでした。
№は私が勝手に東から西へ打っています。…
№1は、国道211号線脇歩道上。JR日田彦山線宝珠山駅東側。…
№2以の石の石は数mおきに隣接しています。本来、川(道路北側)の中央が国境になるはずですが、ほんの少し(私の見た感じではせまいところで4〜5m、広いところで15m程)国境が南にずれていたため、天草代官とのトラブルを避けるために国境を細かく主張したようです。
№2〜10まで直線で400m程です。№2以降の石は、取り合えず大きさを整えて文字面はきれいに加工してありますが、横・裏面はほぼ自然石のままです。
№2・3
文 字 2) 従 是 北 筑 以下不明 3) 従 是 北 以下不明
場 所 JR宝珠山駅の西側にある村民グランドから大山峠の方へ向かい、民家が途切れたすぐ先の道路南側に2、その上数mのところに3。
備 考 この2つの石だけが道路の南側にあります。
サイズ 2)高さ 88×横 26×奥行 22(cm) 3)高さ 105×横 35×奥行 32(cm)
№4
文 字 従 是 北 以下不明
場 所 この石から上は道路の北側になります。この石は道路のすぐ脇にあります。
備 考
サイズ 高さ 57×横 26.5×奥行 20(cm)
№5・6
文 字 5・6共) 従 是 以下不明
場 所 道から見えます。
備 考 5以降、民有地(田の中)にありますので充分ご注意ください。
サイズ 5)高さ 84×横 30×奥行 27(cm) 6)高さ 56×横 27×奥行 20(cm)
№7
文 字 従 是 北 筑 以下不明
場 所 6の数m先です。
備 考
サイズ 高さ 81×横 27×奥行 24(cm)
№8・9・10
文 字 8) 不明 9) 従 是 以下不明 10) 従 以下不明
場 所 田のあぜ道にあります。道から見えますが、稲が成長する季節になれば見えなくなるでしょう。
備 考 8は表が棚田の法面に面していますので、間違いなく文字が書いてあるのですが、何と書いてあるのか全く読めません。
サイズ 8)高さ 76×横 26×奥行 25(cm) 9)高さ 41×横 29×奥行 23(cm) 10)高さ 26×横 27×奥行 23(cm)