たかくまふれあいの森のスダジイ 鹿屋市下高隅町
ふるさと元気風ネットによる説明は、次のとおり。「たかくまふれあいの森」は場所がわかりにくいので、地図を載せる。
たかくまふれあいの森 鹿屋市下高隅町
「たかくまふれあいの森」は鹿屋市下高隅町の谷田バス停近くの林道から入り、1.4kmの地点にある。この森は、森林保護・森林教室用として大隅森林管理署が管理している「水源かん養保安林」である。低地ながら、南日本特有の照葉樹林をつくるアカガシ、シイノキ、タブノキ、イスノキなどの天然広葉樹が原生に近い形で残っており、学術的にも貴重な場所である。
森の中のスダジイ(イタジイ)の巨木は、推定樹齢250年、樹高22m、幹周り609cmもあり、林野庁の「森の巨人たち100選」に選ばれている。森の近くには「神水の池」と呼ばれる一日当たりの湧水量が190万ℓの神秘的な池がある。「たかくまふれあいの森」は、里山で登山というより照葉樹自然散策や自然観察に適した場所である。近くには九州電力谷田発電所や谷田の滝、観音淵などの名所・遺跡がある。
樹林内は南日本特有の照葉樹林を形成する樹齢250年余りのタブ、クス、シイ、カシなどが原生林に近い形で残されている。80種類ほどの樹木がみられ、それぞれ樹木には樹木名プレートが付けられ、クイズ形式で各樹木の特性等が記してある。