これが、実物大ダンボール蒸気機関車D51 東彼杵町で11日まで公開
ダンボール約4千個を使った蒸気機関車(SL)D51の実物大模型を、東京の設計事務所を退職した長崎県南島原市の島英雄さん(64)が10カ月かけて製作し、3日から東彼杵町の町総合会館文化ホールで一般公開している。11日まで。入場無料。
機関車はステージ上に設置している。ステージに上がって目の前で見ることもできる。本体+炭水車で、全長約20m、高さ約4m、幅約3mと迫力満点。東彼杵町が特に要請して開催された。模型は町民が組み立てた。
3日からきょうまでの累計観覧者数は、全国から訪れ約11,000人という。次回は南島原市で6月中に予定。近くの通りで東彼杵町の新茶まつりもあっていた。
東彼杵町による開催お知らせ及び西日本新聞の記事は、次のとおり。
第1回巡回展 – D51 蒸気機関車 原寸ダンボール模型を作る
第1回巡回展示のお知らせ
長崎県東彼杵町総合会館文化ホール グリーンハートホールにて第一回巡回展を開催しております。劇場型ホールのステージの上に、まちづくり会議のみなさんや住民の方々といっしょに機関車を組み立てました。壁面を利用して、蒸気機関車の映像を映したり、素晴らしい音響設備を使って臨場感あふれる走行音や鉄道にまつわる音楽を聴くことができます。また、ぬりえのワークショップも開かれておりますので、鉄道に興味のないお子さんもごいっしょに楽しめるイベントです。
開催内容
主 催 長崎県東彼杵町役場
展示場所 東彼杵町総合会館文化ホール グリーンハートホール
開催期間 平成26年5月2日(土)〜5月11日(日)
5月2日(金) 9:30〜組立
5月3日(土)〜6日(火) 10:00〜17:00 一般開放
5月7日(水)〜8日(木) 予約団体見学のため閉館
5月9日(金)〜11日(日) 10:00〜20:00 一般開放
5月3日(土)10:00からオープニングセレモニーを行います。
入 場 料 無料
同時開催 おもちゃ作りのワークショップ 指導:山田祐(少年山荘P)
東彼杵町及び長崎県特産物の販売
問い合わせ先 東彼杵町役場まちづくり課 電話 0957-46-1111
実物大SL、段ボール4千個で製作 長崎の建築士が一般公開 [長崎県]
=2014/05/04付 西日本新聞朝刊=
段ボールを使った蒸気機関車(SL)の実物大模型を、東京の設計事務所を退職した長崎県南島原市の島英雄さん(64)が10カ月かけて製作し、3日から同県東彼杵町の町総合会館文化ホールで一般公開している。11日まで(7、8日は休館)。入場無料。
模型は「デゴイチ」の愛称で親しまれる「D51」。全長約20メートル、幅約3メートル、高さ約4メートル。南島原市の市場関係者から譲り受けた段ボール箱約4千個を使い、約1700個の部品を製作。旧国鉄の設計図を参考に、駆動装置などは実物を採寸して、ボルトなどの細部も忠実に再現した。町のボランティアとともに、2日がかりで重量1・5トンの車体へと組み上げた。
島さんは1級建築士で、大の鉄道ファン。幼い頃から実物大のSL模型を作るのが夢だったという。各地から早速、展示の引き合いがあり、福岡市や南島原市などで巡回展を計画している。島さんは「子どもたちにものづくりの楽しさを伝えたい」と話している。