野島鍾乳洞 兵庫県淡路市野島常磐
県道157号から兵庫県立淡路景観園芸学校の方へ曲がると、途中に案内標識がある。矢印地点のすぐ近く下に野島浄水場があり、この前の小川が鍾乳洞の上端入口である。
現地説明板2枚は、次のとおり。草が茂りドリーネを確認できない。詳しくは、次HPを参照。
http://www.tosikun.com/nojima.html
http://www2u.biglobe.ne.jp/~HASSHI/nojimasyonyudo.htm
県指定文化財 野島鍾乳洞
指定年月日 昭和40年3月16日
所有者・管理者 中垣 章ほか・淡路市
野島鍾乳洞は第三紀中新世中期(約2000万年前)の神戸層群下部の岩屋累層中にあるカキの貝ガラの密集してできた含礫砂質石灰岩中に生じたもので、洞内には小型の鍾乳石など石灰洞特有の現象がみとめられる。
この洞窟は全長約120mで、中央部はまだ未調査であるが、既調査部分は約60mで県立津名高校地学部の手によってくわしい調査が行われている。
鍾乳洞の上端入口は小型のドリーネを形成し石灰岩地帯特有の地形が見られる。
平成3年11月 兵庫県教育委員会
野島鍾乳洞 (県指定天然記念物) 昭和40年3月
この鍾乳洞は新生代第三期中新生(約2000万年前)に属し、いわゆる神戸層群の岩屋累層で、カキ、フジツボ等が多く含まれる礫層である。規模は小さいが鍾乳洞としての条件は全て備えており、主洞の長さ120m、高さは平均1mで、高いところは5mに達するものもある。洞底の勾配約十分之一で、淡路では 唯一この鍾乳洞だけで 貴重な天然記念物である。