ダイヤランドの水準点 上西氏HPから
HP「史跡と標石で辿る 日本の測量史 (旧題:三角点の探訪)」の製作者、測量史研究の京都市上西先生が、2012年11月27日(火)午後、長崎へ3度目の調査で来られ、私と中尾氏が同行した。
以下は、上西先生同HPから、今回調査分の「大久保山中腹魚見岳の明治9年地理局測点」、「鍋冠山中腹の長崎報時信号所跡地報時球吊柱残骸」、「ダイヤランドの水準点」の報告と写真を紹介するが、理解を深めるため「長崎の測量」、「天門峰の明治9年地理局測点」も項目順により再掲した。
上西先生HPは、次を参照。 http://uenishi.on.coocan.jp/
長崎県 長崎市ダイヤランド (ライブラリー 九州地方の水準点の項)
標識:5397号
地図:長崎西南部
長崎市南部の高台、近年開発されたダイヤランド一丁目にある長崎市立小ヶ倉中学校の校庭に見られる水準点です。正門の内部東側の電気設備の向かいにある金属標で「一等水準点 基本 No.5397 国土地理院」の刻印があります。点の記によればこの水準点は2003年(平成
15)に「再設」されたことになっています。
旧水準点標石は中学校から西へ500メートル地点のダイヤランド三丁目老人ホーム「オレンジの丘」内の南西角に残置されています。この位置は古い街道沿いにあたり水準点は1897年(明治30)に設置されましたが標石は当初のものかどうか不明です。刻字は薄らと「五三九七号」と読めました。大きな保護石が4個あります。