川原の「まだら」や「ハイヤ節」は、みさき道となにか関係ないか

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川原の「まだら」や「ハイヤ節」は、みさき道となにか関係ないか

川原の民俗芸能に「まだら」というのがある。一種の祝い歌にもなり、新築祝や結婚式では「祝いめでたの若松さまよ、枝も栄えて、葉も茂る」となる。昭和40年頃までは良く歌われた。ただし川原でも上川部落だけである。「まだら」は曼荼羅の訛ったものである。曼荼羅のように祝事によって歌詞が異なるところから名付けられたものという。佐賀県玄海町沖馬渡島にルーツがあるという説もある。川原では長い間途絶えていたが、1本の古いテープによって、平成15年復活した。
川原の「ハイヤ節」は、ハイヤ節の源流といわれる平戸の「田助ハイヤ節」の歌い出しによく似ている。「まだら」「ハイヤ節」とも歌詞の中で、「みさき道」に関係するものは見あたらない。

「三和町郷土誌」によると「帆船の時代には浦々に風待ちの港があり、船が入ると船乗りたちは、そこで何日かを過し、いろいろな情報の伝達者ともなる。そのような人達によって伝えられたものかもしれない」とある。ある時、「みさき道」との関連を問われていたので参考のため調べた。