長崎外の古写真考 目録番号: 5694 海岸(岩場に松)

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長崎外の幕末・明治期古写真考 目録番号: 5694 海岸(岩場に松)

HP「長崎大学附属図書館 幕末・明治期日本古写真メタデータ・データベース」などに収録している長崎の古写真について、撮影場所などタイトルや説明文に疑問があるものを、現地へ出かけて調査するようにしている。順不同。長崎以外の気付いた作品も取り上げる。

目録番号: 5694 海岸(岩場に松)

■ 確認結果

目録番号: 5694「海岸(岩場に松)」は、写りが悪くこれまで気付かなかったが、海岸高台に白い木造灯台が立つ。
放送大学附属図書館所蔵古写真展HP「日本残像 —写真で見る幕末、明治—」に、同じ古写真が掲載され、同解説は次のとおり。
http://lib.ouj.ac.jp/koshashin/anoritodai.html

日本ところどころ  安乗崎灯台
伊勢志摩国立公園、的矢湾の安乗崎にある灯台。1868年8月横浜にやってきたR. H. プラントンは9年間の滞在の間に30もの灯台を建設し、「日本の灯台の父」と呼ばれる。この灯台もその一つ。彼は鉄道建設にも詳しく、官営鉄道の敷設を勧告した鉄道の恩人でもある。 着色 21×28cm

初代の安乗崎(あのりさき)灯台は、1873年に建てられた日本最古の洋式木造灯台。東京都江東区・お台場にある「船の科学館」に復元、屋外展示され、今も光を灯している。
現在の安乗崎灯台写真は、伊勢志摩国立公園「横山ビジターセンター」(三重県志摩市阿児町)HPの旬の自然情報2007年9月記事から。