平山天満宮の陽石  長崎市平山町

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

平山天満宮の陽石  長崎市平山町

長崎市平山町の天満宮にある。境内左端土手に土神の石祠があり、小さな陽石がその前に置かれている。天満宮の裏手には摩利支天が祀られ、鳥居手前には経塚のようなものもあった。
岩永弘著「長崎周辺”石・岩・陰陽石”」2002年新春刊70頁による説明は次のとおり。

長崎新地バスターミナルからバスで約25分、平山台団地入口で下車すると近くに松尾歯科医院の看板が立っている。此処から250m先に鎮守の森が見え平山天満宮がある。傍らの広い駐車場を横切ると直ぐ行ける。
鳥居の右柱には明治卅年(1897)九月吉日平山村中、左柱には神職今村豊幸の銘がある。此の天満宮は江戸時代既に存在していた由であるが由緒については定かでない。

目的の陽石は境内左端土手(駐車場左上)にあり、石祠二つと其の前に数えて9個の陽石(男根)が祀られている。長さ20〜30cm程、直径15cm内外のものである。昔は多数あったものと考えられる。一般的には陰と陽、対であるが、僻村においては陽石崇拝が多かったように思われる。昔の男性優位が影響しているのかもしれない。
左の石祠は土神とあり、右の石祠が何か分からないが此れと係わる神かもしれない。

森の後には摩利支尊天を祀る石祠、僅か下方に平石で囲ったドルメン?のようなものがある。