蚊焼摩利支天アベマキ群 長崎市蚊焼町
蚊焼の摩利支天は長崎市蚊焼町上松尾にある。蚊焼小学校から晴海台団地へ登る車道の上大カーブ地点から左の入った高台にある。石祠一覧によると寛政二年(1790)の碑がある。
三和町「三和町郷土誌」昭和61年刊657頁、文化財「天然記念物」の項の説明は次のとおり。
「クヌギに似たブナ科の樹木で、日本では中国山地と対馬とともに北九州に分布。戦前はこの木からコルクを採った。ここには四本あり、珍しい木である。なお、川原の大師堂前にも一本ある。(答申中のものは、昭和61・1・31町文化財指定)」
掲載した写真の現地を訪ねたが、いつの時の台風か被害に遭い、ほとんど根元から折れ群をなしておらず、現況は上のとおりとなっていた。
川原のは健在である。大聖寺墓碑群の項に写真を写した。